concept

一枚一枚に魂を込めて
信頼に応える畳作り

石井畳工業は1843年(天保14年)に初代 畳屋長兵衛が開業し、畳作りを受け継いで現在七代目になります。
茨城県ひたちなか市で地域に根差し、長年畳作り・畳の張替え作業に真摯に向き合って参りました。
畳の上で過ごすことが減りつつある今、快適な畳のある暮らしを新しい形でご提案いたします。

畳への思い

幼少の頃から父親が畳と向き合っている姿を見て育ちました。昔は手縫いだった事もあり、日々の膨大な作業に、父と祖父の二人は休むことなく懸命に働いていました。休みの日には家族で旅行やドライブへ・・・そんな近所の家族を当時は羨ましく感じていました。
そんな父と共によく行った場所は、近くの高校の野球部の練習風景を見に行っていました。バックネット越しに汗を流す高校生を見ながら、父は「高校生だって目標を持って野球をやっている。上手くなりたい、甲子園に行きたいと懸命に努力している。いいか。畳と野球は違うが、畳作りにだって俺は目標を持ってやっている。誰にも負けない良質な畳を作る。寸法をビシッと決めてお客様に認めてもらう畳屋になるんだ。お客様はうちを信用して頼んでくれている。畳の表替えなんかは、表面のイ草を変えれば良いわけじゃない。中身の芯材の藁の部分をしっかり直さないとダメなんだ。綺麗に整え、平らにしてお客様に戻した時に、喜んだ顔を見るのが何より嬉しいねぇ。高校生が野球で勝って喜んだ顔と似ているなぁ」と話していました。

一枚一枚に心を込めて

その時は意味がよく解らずに聞いていましたが、父や祖父と共に仕事を初めて29年。様々な畳、多くのお客様と出会い、多数の経験をさせていただきました。
今では畳を簡単に全自動で仕上げる機械がありますが、私が機械導入を考えた10年ほど前、父は「あれ(機械)では駄目だ。細かい作業ができない」と言って全く聞く耳を持ってくれませんでした。今では、そんな父が言っていた言葉が痛いほどに解ります。
稲藁を使い畳の段差や凹凸を直す方法や、お客様に対する姿勢、仕事への情熱。多くのことを父から学びました。
少し傷んだ畳を新しいものと交換してしまうのは簡単ですが、大切なお客様の畳を長く使っていただきたいから、多くの工程を手作業で張り直しをしています。石井畳を信頼して頼んでくださるお客様に誠心誠意お応えしたい。お客様に喜んでいただける畳店であるために、心を込めて精一杯畳を直し、成長し続けたいのです。

会社概要

商号 有限会社石井畳工業
代表取締役 石井 淳一
住所 〒311-1235ひたちなか市田中後33-4
電話番号 029-263-5860
FAX番号 029-262-4521
メール info@ishiitatami.jp
創業 天保14年(西暦1843)
設立 平成15年5月2日
資本金 3,000,000円
営業品目 畳の新規製作・表張替え・裏返し/その他張替え(襖・障子・網

沿革

天保14年01月 初代 畳屋長兵衛が年季明けて畳屋開業する

昭和15年01月 石井畳店(商号つける)
昭和50年05月 石井畳工業に商号を変える
平成05年01月 県内の賃貸建物の畳張替を幅広く営業開始(畳自動化導入)
平成15年05月 有限会社石井畳工業(法人となる)
平成19年05月 襖・障子張替を始める
平成25年05月 県内の賃貸建物畳張替の規模を縮小し一般家庭の畳張替に特化始める
平成26年05月 一般家庭の畳張替と共に、襖・障子張替のサービスを拡大する
平成30年   現在